18-21 免疫と生体防御についての記述である。正しいのはどれか。
(1)抗体は、キラーT細胞より分泌される。
(2)食物アレルギーは、Ⅱ型アレルギーの一種である。
(3)自己免疫疾患は、免疫不全により発症する。
(4)自然免疫は、病原体を迅速に攻撃する免疫システムである。
×(1)抗体は、キラーT細胞より分泌される。
→抗体は、侵入してきた抗原の刺激により、B細胞から分化した形質細胞から産生される。
×(2)食物アレルギーは、Ⅱ型アレルギーの一種である。
→食物アレルギーは、Ⅰ型アレルギーの一種である。
×(3)自己免疫疾患は、免疫不全により発症する。
→自己免疫疾患とは、本来は異物に対してはたらく免疫システムが、正常細胞を異物として認識し、自己抗体や免疫細胞を産生することで、自己組織を攻撃し、障害を引き起こす疾患であり、免疫不全とは関係ない。
◎(4)自然免疫は、病原体を迅速に攻撃する免疫システムである。