18-17 生体エネルギーについての記述である。正しいのはどれか。
(1)解糖系では、酸化的リン酸化によりATPが生成される。
(2)電子伝達系を伝達される電子は、最終的に水素に移る。
(3)脱共役たんぱく質(UCP)は、ATP生成を促進する。
(4)ペントースリン酸回路は、ATPを生成しない代謝経路である。
×(1)解糖系では、酸化的リン酸化によりATPが生成される。
→解糖系では、基質レベルのリン酸化によりATPが生成される。酸化的リン酸化によりATPが生成されるのは、電子伝達系である。
×(2)電子伝達系を伝達される電子は、最終的に水素に移る。
→電子は最終的に酸素に受け渡され、水が生成される。
×(3)脱共役たんぱく質(UCP)は、ATP生成を促進する。
→脱共役たんぱく質は、ATPを合成せずに、エネルギーを熱として放出する。
◎(4)ペントースリン酸回路は、ATPを生成しない代謝経路である。
→ペントースリン酸回路は、核酸の合成素材であるリボース-5-リン酸と、脂肪酸合成などに必要なNADPHを生成する。