確かに、給料って大事ですよね。私が思う管理栄養士の現実について交えながら語ろうと思います。ただの1管理栄養学生の個人的見解なので悪しからず。
給料が仕事量の割に合ってない印象…。
平成27年度人事院統計調査によると、管理栄養士の平均年収は430万円。日本人の平均年収は441万円 (2021年国税庁民間給与実態調査) といわれていますが、確かに比較すると少ないように感じますよね。質問してくれた方はこれらの情報を見たのではないでしょうか。
管理栄養士の職域は病院や給食施設など多岐にわたります。その業務内容も様々です。まだ働いていない身なので何とも言えませんが、献立を立て調理をし書類作成、栄養指導等々やることの多い割には給料が見合っていないような印象を受けます。
持ってて損はない!管理栄養士の資格
管理栄養士の募集は他の一般企業と比べてかなり遅いので、早い方に合わせて就活を始めました。食品関係の会社に応募する中で、実際管理栄養士になるために勉強してきました!という話が有利だなと思うことがあります。
「管理栄養士」=食に興味がある前提で話を進められる
「なぜ食に興味を持ったのですか?」「どうして食品業界に入ろうと思ったのですか?」という質問は非常によくよく聞かれます。
他の学生だと理由を考えなくてはいけないですが、大学で栄養学を専攻していたということは食に興味をもって4年間勉強し続けたということだと言えます。この点では一歩リードしているのではないでしょうか。
国家資格を持っていると…
国家資格であるどの職業でも言えることですが、管理栄養士という資格を持っているだけでも、将来の安心要素ではあると思います。
例えば、結婚や出産でいったん仕事から離れたとしても、次の仕事先は見つかりやすいと思います。あるいは、管理栄養士取得して卒業後、全く違う総合職に就いたとしても、ご縁があり特定保健指導をするようになったという先輩管理栄養士さんも実際にいらっしゃいます。
女性は資格を持っていると、特に働きやすいのかなという印象を受けました。
単純に響きがかっこいいから(笑)
やっぱり、管理栄養学生っていう響きがいいですよね(笑) 栄養学生だから当然料理できるんでしょっていうイメージを持たれがちなので、どうにか料理上手にならねばと奮闘中です。
特に料理だけでなく、ヒトの身体や病気の勉強など医療的な内容も入ってくるのが、管理栄養士の特徴の一つだと思います。実習も必ず病院に行きますし、そこは栄養士養成課程との大きな違いではあります。
まとめ
世の中で、まだ管理栄養士と栄養士の違いが浸透していなかったり、ああ!給食のおばちゃんでしょ!というイメージしかなかったり、課題はたくさんあると思います。また、管理栄養士養成課程で忙しい日々を過ごしていますが、後悔したことは一度もありません。
人間は食物を食べないと生きてはいけません。食や栄養の知識を4年間かけて学ぶのは、たとえ管理栄養士として就職しなくても、誰もが必要とする知識であることから、意味のあることだと言えます。
さらに最近では、訪問管理栄養士の診療報酬が取れるようになり、管理栄養士はこれからもっともっと需要は高まっていくように感じます。
給料が低いから諦めてしまうのは、もったいない。資格を取得してから、使うのか使わないのか考えるのも十分選択肢としてありだと思います。