18-25 脂肪酸についての記述である。正しいのはどれか。
(1)飽和脂肪酸の融点は、炭素数が多くなるほど低くなる。
(2)不飽和脂肪酸は、二重結合が多いほど酸化されにくい。
(3)飽和脂肪酸は、牛脂より大豆油に多く含まれる。
(4)リノール酸は、体内でドコサヘキサエン酸に変換される。
(5)トランス脂肪酸は、硬化油の製造過程で生成される。
×(1)飽和脂肪酸の融点は、炭素数が多くなるほど低くなる。
→飽和脂肪酸の融点は、炭素数が多くなるほど高くなる。
×(2)不飽和脂肪酸は、二重結合が多いほど酸化されにくい。
→不飽和脂肪酸は、二重結合が多いほど酸化されやすい。
×(3)飽和脂肪酸は、牛脂より大豆油に多く含まれる。
→飽和脂肪酸は、大豆油のような植物性油脂よりも、牛脂のような動物性油脂に多く含まれる。
×(4)リノール酸は、体内でドコサヘキサエン酸に変換される。
→n-6系のリノール酸から、n-3系のドコサヘキサエン酸は合成できないが、同じn-6系のアラキドン酸は合成できる。
◎(5)トランス脂肪酸は、硬化油の製造過程で生成される。