18-54 消化器系疾患の栄養食事療法についての記述である。正しいのはどれか。
(1)慢性胃炎では、胃内滞留時間の長い食品を選ぶ。
(2)クローン病の重症時は、静脈栄養法を用いる。
(3)肝硬変で腹水がある場合は、脂質を制限する。
(4)弛緩性便秘では、食物繊維を制限する。
×(1)慢性胃炎では、胃内滞留時間の長い食品を選ぶ。
→胃液分泌や胃の運動を抑制するために、胃内滞留時間の短い、消化の良い食品を選ぶ。
◎(2)クローン病の重症時は、静脈栄養法を用いる。
×(3)肝硬変で腹水がある場合は、脂質を制限する。
→脂質ではなく、塩分を1日5 g以下に制限する。
×(4)弛緩性便秘では、食物繊維を制限する。
→弛緩性便秘では、食物繊維を十分補給する。