18-45 ミネラルについての記述である。正しいのはどれか。
(1)体内総鉄量の約30%は、赤血球中に存在する。
(2)カルシウムの吸収率は、年齢による影響を受ける。
(3)ヨウ素は、肝臓に多く含まれる。
(4)銅の欠乏症は、味覚異常である。
(5)マグネシウムは、微量元素に分類される。
×(1)体内総鉄量の約30%は、赤血球中に存在する。
→体内総鉄量の約60%が、赤血球のヘモグロビンに存在する。
◎(2)カルシウムの吸収率は、年齢による影響を受ける。
→加齢によってカルシウムの消化吸収率は低下する。
×(3)ヨウ素は、肝臓に多く含まれる。
→体内のヨウ素のうち、70~80%が甲状腺に存在している。
×(4)銅の欠乏症は、味覚異常である。
→銅の欠乏症には、先天的な銅代謝異常症であるメンケス症候群や、後天的な貧血、白血球減少、骨や皮膚の異常、成長障害などがある。味覚異常は、亜鉛の欠乏により起こる。
×(5)マグネシウムは、微量元素に分類される。
→マグネシウムは主要元素である。その他の主要元素としては、カルシウム、リン、カリウム、硫黄、塩素、ナトリウムがある。微量元素には、鉄、亜鉛、銅、マンガン、ヨウ素、セレン、モリブデン、コバルト、クロムがある。